歯医者を見て我がふり直そう!お金が貯まる人・貯まらない人の違い

2025年9月
  • 白いベロのできもの何が疑われるか

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    ベロに白いできものができると、見た目にも気になり、何かの病気ではないかと不安になるかもしれません。白いできものの原因も様々で、心配のないものから注意が必要なものまであります。疑われる主な状態について解説します。最も一般的なのは、「アフタ性口内炎」です。これは、円形または楕円形の浅い潰瘍で、その表面が白っぽい、あるいは黄色がかった偽膜(ぎまく)で覆われているのが特徴です。周囲の粘膜は赤く炎症を起こし、痛みを伴います。通常1~2週間で自然に治ります。次に、「舌苔(ぜったい)」の一部が厚くなったり、塊になったりして、できもののように見えることがあります。舌苔は、舌の表面に付着した細菌や食べかす、剥がれ落ちた粘膜上皮などが白く苔状になったもので、口臭の原因にもなります。通常は舌全体に薄く広がっていますが、体調不良や口腔乾燥などによって厚みを増すことがあります。また、「口腔カンジダ症」も、ベロに白いできものや膜ができる原因となります。これは、口腔内に常在するカンジダという真菌(カビの一種)が、免疫力の低下や抗生物質の長期服用、唾液の減少などをきっかけに異常増殖することで起こります。白い苔のようなものが舌や頬の粘膜に付着し、拭うと剥がれ落ちて下から赤い粘膜が現れるのが特徴です。ヒリヒリとした痛みを伴うこともあります。さらに、「白板症(はくばんしょう)」は、口腔粘膜にできる白い板状あるいは斑状の病変で、こすっても剥がれないのが特徴です。前がん病変(がん化する可能性のある病変)の一つとされており、注意深い経過観察や、場合によっては組織検査(生検)が必要となることがあります。喫煙やアルコールの摂取、慢性的な刺激などが原因として考えられています。稀ですが、「扁平苔癬(へんぺいたいせん)」という慢性炎症性疾患も、口腔粘膜に白いレース状や線状の模様、あるいは白い斑点として現れることがあります。びらんや潰瘍を伴うと痛みを引き起こします。原因はまだよくわかっていませんが、自己免疫的な機序が関与していると考えられています。ベロに白いできものができた場合、数日で消える口内炎であればそれほど心配いりませんが、なかなか治らない、大きくなる、こすっても取れない、痛みがあるといった場合は、自己判断せずに歯科医師、口腔外科医、耳鼻咽喉科医、あるいは皮膚科医を受診し、正確な診断を受けることが重要です。