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地元の小さな歯科医院で書いてもらった紹介状

引っ越ししてからまだ地元の歯医者さんに行ったことがない頃のこと、東京で口コミの歯根治療を考えて国家試験の前に痛み出した親不知を抜いておこうと思い、地元に住んでいる友達に、どこの歯医者さんがいいか相談しました。その時にここが良いよとおすすめされた歯科医院がありました。しかし大きな歯科だったので紹介状が必要でした。そのため私は近くの小さな歯科で、紹介状を書いてもらうことにしました。家から近い歯医者さんを見つけて入った時、電球は壊れ部屋の中は薄暗かったです。歯医者をこの文京区で探すと評判が昔の漫画が無雑作に置いてあり、穴の空いたソファーが置いてありました。受付で「すみません」と大きな声で話しかけると、奥からおじいちゃんのような先生が出てきました。歯を診てもらいたいのですがと言うと、誰もいなかったため早速見てもらえました。いつ開けたか分からないような茶色い瓶から薬を取り出し、口の中を見てもらいました。この神戸で評判の小児矯正を探すならレントゲンを1枚撮ってもらいましたが、写真は白くぼやけてよく見えませんでした。レントゲンの機械が1台壊れていて困っているんだよねと気さくに話しかけてきます。レントゲン写真を見る限りはよくわからないけれど、親知らずを抜くには紹介状を書いてあげるねと言われ、お願いしますと頼みました。電話で誰かに色々相談しながら先生が受付の台で20分ほど必死に書いていました。支払金額が驚くほど安かったので嬉しかったのですが、レジにお金がないからちょうどの金額を支払うよう言われました。その話題の東成区でもこの今里の歯医者なら次の受診のときは小銭をいっぱい持って行こうと思いました。その後お礼を言って帰ろうとしたところ、自分の一歳の息子の写真をスマホで 見せ、とても可愛いとニコニコしながら話しかけてきました。自分の生い立ちや生活に困窮していること、大学時代の楽しかった思い出などを永遠と話し続け、私はずっと聞いていました。今日のお客さんは私一人なのかなと思いました 。後日、紹介状を書いて貰った病院に行き、親知らずを抜いてもらいました。国家試験に受かって社会人になり、転居したためもうその歯科には入っていません。話題の芦屋の根管治療を探すと優しいおじいさんは今も歯医者を続けているのかなと時々思い出します。